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不貞行為は「配偶者のあるものが、自由な意思によって配偶者以外との性的関係を持つ」という事です。民法には浮気や不倫という言葉はなく、不貞行為という表現がされています。もし、不貞行為が原因で離婚を申し立てる場合、原因となった証拠を立証しなければなりません。

性的関係を伴わない関係やデートするだけの関係は法律上、不貞行為とみなされません。もちろんこれらの関係が原因で夫婦仲が破綻してしまえば、婚姻を継続し難い重大な事由として離婚が認められる事もあります。また、パートナーが配偶者以外の親密な関係にある異性と不貞行為（性的関係）があると認められた場合は正当な離婚理由になります。不貞行為を決定的な離婚原因とするなら、その証拠を確実におさえておく必要があるのです。

裁判のために不貞行為を証明する証拠はいくつかあり、特に優れているのが決定的瞬間をおさえた写真やビデオテープです。例えば、ラブホテルに出入りしている場面をおさえた写真、またはビデオテープは強力な証拠です。また、夫（妻）が不貞行為の事実を認めるような発言をおさえた録音テープも、十分な証拠となります。他にも探偵事務所や友人・関係者など第三者の目撃証言、電子メールや手紙などを使った不倫相手とのやりとり、愛人と宿泊したとされるホテルの領収書やクレジットカードの明細など、いくつもの証拠をおさえておく事も大切です。